1%の改善が37倍の結果を生む:ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣:ジェームス・クリア―著【20240819配信】
これはPSYCHE Morning Tips 第1回の配信内容のまとめです。
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みなさん、こんにちは。今回は、ジェームズ・クリアー氏の著書「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」から学んだ、小さな習慣の積み重ねが大きな成功をもたらす方法についてお話しします。
1%の改善の驚くべき力
「毎日1%の改善」と聞いて、あまり大きな変化が期待できないと思う方もいるかもしれません。しかし、この1%の改善が持つ力は想像以上に大きいのです。
実は、毎日1%ずつ改善し続けることで、1年後には37倍もの結果が得られるのです。これは驚くべき数字ですよね。
この現象は、氷が溶ける様子に例えることができます。-30°Cの氷も-1°Cの氷も、見た目はほとんど変わりません。しかし、温度が0°Cを超えた瞬間、急激に氷が溶け始めます。これと同じように、日々の小さな改善が、ある日突然大きな変化となって現れるのです。
目標より習慣が重要
ここで重要なポイントは、「目標を忘れて、習慣を作ることから始める」ということです。一見矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、考えてみてください。
例えば、東大を受験する人は全員「東大に合格する」という同じ目標を持っています。しかし、実際に合格する人とそうでない人がいます。つまり、目標を立てただけでは夢は叶わないのです。
大切なのは、その目標を達成するための日々の習慣なのです。東大に合格したければ、毎日勉強する習慣を作ることが重要です。
環境が行動を作る
では、どうやって習慣を作ればいいのでしょうか?ここで重要なのが「環境」です。
環境が人間の行動を大きく左右すると言っても過言ではありません。例えば、家の中にウォーターサーバーがある家族は、ない家族よりも水を飲む回数が増えるそうです。
つまり、特定の行動を習慣化したければ、その行動を引き起こしやすい環境に身を置くことが大切なのです。勉強したければ、勉強に集中できる環境に身を置くことです。図書館で勉強に集中できるのであれば、毎日図書館に行くことが習慣化への第一歩になります。
習慣化のコツ
最後に、習慣化のコツをいくつか紹介しましょう。
- やるべきことの難易度を下げる:人間は楽な方に流されやすい生き物です。習慣化したい行動をできるだけ簡単にすることが大切です。
- 小さな成長を記録する:毎日の小さな進歩を書き留めておくことで、自分の成長を実感でき、モチベーションを保つことができます。
- 見張ってくれる人を用意する:誰かに見られているという意識があると、怠けづらくなります。これを利用して、習慣化を促進させるのです。
まとめ
今回のポイントをまとめると以下のようになります:
- 毎日1%の改善が1年後に37倍の結果になる
- 目標より習慣が大切
- 環境が行動を作る
- やるべきことの難易度を下げる
- 小さな成長を記録する
- 見張ってくれる人を用意する
成功者や有名人が「いきなり」成功したように見えても、実は長い下積みがあったということを忘れてはいけません。
みなさんも、今日から1%の改善を意識してみませんか?小さな習慣の積み重ねが、きっと大きな変化をもたらしてくれるはずです。